2015年4月15日水曜日

6年ぶりの「特許翻訳完全ガイドブック」

久しぶりにイカロス出版さんから特許翻訳のムック本が出版されます。今回は約6年ぶりでしょうか。わりとコンスタントに発売されていて、私は翻訳会社勤務時代からずっと購入しています。基本的なことから最近の動向まで網羅されていて、入門にも実務者にもとても有益な一冊です。

前回は確か2009年発売でした

冒頭のお二人のインタビューが、それぞれ英訳と和訳、社内翻訳者と在宅フリーランスという違いがあって、とても興味深く読ませていただきました。私も今回、文系出身の特許翻訳者として取材していただいてます(P80-81)。前回「通訳翻訳ジャーナル」に寄稿したエッセイと5年前のインタビューも合わせて、私の散漫な話を分かりやすくまとめてくださったプロの技に感服です。

まだまだ私も日々学ぶことばかりの身ですが、翻訳者への道筋というのは本当に様々だと思うので、その一端として多少なりともどなたかの参考になればと思います。改めていろいろと質問を受けてみると、自分がなぜ今この仕事をできているのか、筋道を立てて説明するのはとても難しかったです。自己分析の機会、また自分に足りないものを考えるきっかけにもなりました。

業界の動向や求人情報、翻訳者へのアンケートなどのほか、誌上翻訳講座もあります。この誌上レッスンの英文和訳編を担当されている松田浩一さんのセミナーが、ちょうど今月末に広島で開催される予定です。このセミナーは特許にフォーカスしたものではなく、技術翻訳と辞書などについてのお話らしいので、他分野でも興味のある方は参加されてみてはいかがでしょうか。私も参加予定です。


特許翻訳完全ガイドブック」、明日4月16日(木)発売です。



 

0 件のコメント:

コメントを投稿