2014年3月14日金曜日

ライティング強化(したい)月間

面倒な確定申告はさっさと終わらせつつ、ちょっと余裕を持って過ごせるかな…と思いきや3月もてんてこ舞い。年度末ということもあるんでしょうか。たまには仕事のことを。

ここ最近はずっと特許英訳のお仕事を中心にしているのですが、英語を書けば書くほど気になる点が出てきて、ちょっと集中的に勉強時間もとりたいと思っていました。そんな中、タイミングよくプロが集まる勉強会に声をかけていただき、いろんな方の訳文を見たりしながら非常に有意義な時間を過ごすことができました。以前、私が大阪で開かれたセミナーに出席したときに知り合った方と、この広島の勉強会で再会するという思いがけない出来事も(^^)

良い機会だったので、勉強会に合わせ気になっていた本の再読を進めました。和訳するためにたくさんの英文を読んできていたとしても、いざ自分が書くとなると盲点がたくさんあるんですよね。読むのと書くのでは大違い。以前さらっと読んだはずの本も、実際に英訳を多く手がけるようになってからの視点で読むと「ああ、コレ!」とツボにはまる点がたくさんあったり。実践に勝るものはないなーと、しみじみ思います。

中でも、定評のある「技術英文ライティング教本」はやっぱりイチオシです。レイアウトも見やすいし、工業英検の入門書としてもぴったり。日本語に引きずられず、簡潔で正確な英文を書くための基本。リライトを重ねていく過程などとても参考になります。ライティング練習問題も全て解きつつ一気に読み、頭の中が整理される感じがして、この「集中的にやる」ということが大事なのかもしれないな、と感じました。



マーク・ピーターセン氏の人気シリーズ第3弾「実践 日本人の英語」は、新書なので気軽に読める上に、技術英語に生かせる点も、上記のライティング教本と重なる点も意外に多くあって、両方を併読することで効果が上がったと思います。日本人が間違えやすい身近な例ばかりなので、読み物としても純粋に楽しめます。この中に登場するなぞなぞですごく気に入ったものがあったので、次の飲み会などの機会にしたり顔で披露する予定。



そして「マスターしておきたい技術英語の基本」。これも英訳を手がけるようになる前からパラパラ読んではいたのですが、今あらためて読んでみると自分がよく頭を悩ませる点についてとても分かりやすく整理されています。もっと早く読み返すべきでした。例えば「実現する」という日本語があったら「realize」が反射的に浮かんでしまったりしませんか。何を実現するのか? その目的語によってふさわしい訳語のバリエーションがこんなにありますよ、ということを教えてくれる本。例文も多く、リファレンスとしても常に手元に置きたい一冊です。



他に読み始めているのは「英語のあや」「間違いだらけの英語科学論文」など。どちらも勉強会でオススメされていた本で、とても面白そうです。集中的な自主練は、毎日の仕事に即反映できる点もあるし効果が肌で感じられて楽しい。お世話になっている方が「本に書かれている内容を真の意味で身につけるためには、少なくとも3回の精読が必要と感じています」と仰っていたのですが、真実かもしれないなと身をもって感じています。そして、自分で書いてみることが必須だなと。

どんなに忙しくても、お風呂のときとか寝る前、1日10ページくらいなら読めるんじゃないだろうか、そう考えて実践してみた数ヶ月でした。そうすれば300ページの本なら1ヶ月で読了できます。そう理想通りにいかなくても、読んでいるうちに面白くなってどんどん読み進めてしまうこともありますから、実際には1ヶ月もかからないですね。

こうして勉強モードに火がついた瞬間は貴重なので、少しがんばっておきたいなーと思います。昨年、知的財産管理技能検定を受けたときにはちょっと燃え尽きてしまったので…(^-^;)

(そういえば何も書いていませんでしたが、昨年の知財検定は無事受かり、放送大学の単位も全てとりました。イェイ)

やりたいことはいろいろあるのですが、ひとまず今はそろそろ山に登りたいなーなどと妄想中。

ガジュマルも元気です



 

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