2015年3月3日火曜日

確定申告と簿記3級

今日はひな祭り…そして先日受けてきた簿記3級試験の合格発表日でした。無事、合格♪ 自己採点では満点の手応えでした。見直ししても30分くらい時間が余り早めに教室を出てきたので、今回は易しめだったのかもしれません。

試験会場

受験者はほとんど高校生くらいの子たちで、人数もすごく多かったです。教室を10個以上使っていたような気がします。当日の電車でテキストを開いたら、となりの子が全く同じ本を開いていました(笑)。こういう緊張感とか、合格の喜びとか、大人になるとあまり機会がないので新鮮で楽しいです。

試験後の自己採点ランチ

そもそもなぜ簿記を受験…?と思い出してみると、白色申告の記帳説明会がきっかけでした。昨年度分の確定申告書は昨日作成し終えましたが、実はまだ白色申告だったのです。何度も青にしようとしたことはあるのですが、何日もかけて苦労している周りの話を聞くと「控除で得になる分よりも、そのぶん普通に働いたほうがずっとプラスになるのでは?」なんて思っていました。白なら2~3時間で終わりますから。

そんな中、白色にも簡易とはいえ記帳義務ができ、説明会へ。そこで「青色申告への切り替え申請書を出しても、あとで取り消すこともできる」ということをお聞きしたのでした(参考→「あぁ、やっぱり白色で...青色申告の取りやめ手続き」)。今まで、一度申請したら取り消しできないと思っていたのです。あとで取り消せるならとりあえず切り替えてしまおう!と勢いで書類を送り、さて記帳について少し勉強してみようと思ったのでした。

今は、ソフトを使えば簿記の知識がなくても何とかなると言われています。確かにそのとおりなのだと思います。でも、分からないままそういった作業をするのがとても気持ち悪い性分で、なんだかもやもやしてしまう。個人事業主として、最低限の会計の知識くらいは身につけておきたいという気持ちもありました。

というわけで、簿記の勉強をしてみることに。受かることが最終目標ではなく理解して身につけたかったので、勉強にも身が入ります。始めてみるとこれが意外にも楽しくて、数字がピタッと合ったときなどとても快感。写真右側のテキストがとても分かりやすくて練習問題も付いていたので、まずはこの本を問題も全て解きながらひととおり読みました。毎日寝る前に1~2時間ほどと決めて、2週間もかからなかったと思います。その後しばらく時間をあけて同じテキストをもう一周。試験直前にもうひとつ問題集を購入し、模擬試験だけはすべて解きました。これで、ある程度自信をもって試験に臨むことができました。

右のテキスト、オススメです

さて昨年度分の申告を終え、今年度からの青色申告の準備をさっそく始めています。今年に入ってからの分の記帳作業をひととおり終えてみて、簿記を勉強して本当に良かったと感じました。確かにソフトを使ってマニュアルを読めば何とかなるのかもしれませんが、理解できているとつまずきが少ないので作業がとても楽です。簿記の勉強では仕訳をとにかくイヤというほどやるので、自動的に仕分けられた内容にもしミスがあればすぐに気づくことができます。借方・貸方の概念にもなじんで賃借対照表や損益計算書の見方も分かるようになり、そうなってくると作業自体もちょっと楽しいですね。翻訳の仕事で役に立つ機会も出てくる…かも?(笑)

ずっと青色できている方には「何を今さら」という話かもしれませんが、白色から青色への切り替えを迷っている方に少しでも参考になればと思います。私はこういった作業にすごく苦手意識があったので、それを取り除けただけでだいぶスッキリしました。2級からは工業簿記が入ってくるので、翻訳業には商業簿記を扱う3級で十分です。

ちなみに、青色申告ソフトはこちらを使っています。本を買うと無料ソフト(要エクセル・Windowsのみ)をダウンロードできるようになっています。サポートサイトも充実していて、高い会計ソフトを買わなくてもこれだけで十分すぎるほど分かりやすいです。比較したわけではないですが…。



記帳はこまめにして、年度末を楽にしたいなと思っていますがどうなることやら。決算となったらまたいろいろ悩むところが出てくるのでしょうね~。どうかピタッと数字が合いますように(-人-)


 

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